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EXHIBITIONS

私のこれまでの写真展を紹介いたします。

「an ironical moment」(2023)
「Nights,Walking:Chigasaki」(2022)
「Integral」(2021)
「TSUKIJI JONAI 2018」(2020)
「Radiate-scape」&「Crossing Ray」(2019)
「Crossing Ray」(2019)
「Radiation Buscape」(2018)




an ironical moment

2023/3/7~3/25
IG Photo Gallery
http://www.igpg.jp/exhibition/ishida2023.html

動画から切り出した「写真」。

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Nights,Walking:Chigasaki

Integral
2022/4/5~4/30
IG Photo Gallery
http://www.igpg.jp/exhibition/ishida2022.html
2022/7/7~8/9
ギャラリー・アートグラフ
http://blog.livedoor.jp/shashinkosha/archives/2022-07.html

神奈川県の湘南・茅ヶ崎の夜を撮影したシリーズ。
電気の明かりがつくり出す風景をテーマにした作品群の一つである。

ひとが電力を手にしたのは、そんなに昔のことではない。
200年にも満たない間に、ひとが生きるためになくてはならないものになった。 谷川俊太郎氏は、「未来を始める」いう。
だが、この電気をつくるために、初めは水力であったが、その後火力に、そしてついに原子力に頼るようになってしまった。
しかし原子力発電が、取り返しのつかない危険性を孕んでいることは、チェルノブイリ、スリーマイルそして福島の惨状を見れば、明白である。火力発電も地球環境に深刻な影響を及ぼしていることに、われわれは気づかされた。
必要不可欠なものをつくり出す手段が、人間に致命的になる矛盾。
この矛盾が克服されなければ、ほんとうの未来は始まらない。

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Integral

Integral
2021/3/9~3/31
IG Photo Gallery
http://www.igpg.jp/exhibition/ishida2021a.html

 「Radiation Buscape」「Crossing Ray」から続く、電力と都市、都市と人間の関係を考察することから生まれた作品。ブローニー・フィルムを装填したピンホールカメラを使い、東京銀座の交差点を四方向を夜間に撮影。現像したフィルムをスキャニングした画像データ各4点を比較明合成、比較暗合成することで、2点のイメージをつくりだしている。

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Radiation Buscape

Radiation Buscape
2018/3/11~3/20
IG Photo Gallery
http://www.igpg.jp/exhibition/ishida.html

 2011年3月11日、東北地方太平洋沖地震に伴う巨大津波に襲われた「福島第一原子力発電所」は、原子炉建屋の水素爆発、メルトダウンなどにより、大量の放射性物質を大気中に拡散させた。
 放射線という眼に見えない物質によって、人々は住み慣れた故郷から立ち退くことを余儀なくされ、「帰還困難区域」に指定された地域は、未だに放置され、将来の見通しも立っていない。
 事故からちょうど5年目にあたる2016年、一年あまりをかけて、この地域を縦断して走行する代行バスの車窓から、道路沿線の現状の撮影を継続した。
 走行するバスの車窓からの視角・視点という限られた撮影条件の中で、ようやく切り取ることができる景観であっても、そのディティールから、原子力事故の不条理が浮かび上がってくると考えたからである。
 バスは、北上するにしたがって、「避難指示解除準備区域」、「住居制限区域」を通過して、「帰還困難区域」にいたる。
 時折、放射線量のを示す標識があり、3.5μSv/h近くの数値を示す
 しかし、当然のことながら、その放射線自体は、目にすることはできない。いわば見えないものの影響を写したのがこの作品である
 バスからの光景は、誰もが行きさえすれば見ることができる。しかし、その開かれた光景にすら、東日本大震災後には何らかの「目に見える」変化があるはずである。
 1枚1枚の写真のなかに現れているはずの微妙な変化に目を留めていただければ幸いである。

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Crossing Ray

Crossing Ray
2019/1/26~2/17
HIJU Gallery (大阪/本町)
https://www.honeycombinc.jp/blog/hiju03/

 都市の象徴ともいえる交叉点から、文明の証である光を取り去ったらどうなるだろうか。
 「Crossing Ray」シリーズは交叉点から建築物が発する光を極限まで奪い、その形骸を写し出すことにより、都市の本質に迫ろうとする実験的試みである。光を奪う手法として、東京の主だった夜の交叉点を四方向から撮り、その4カットを比較暗合成して1枚に仕上げた。3.11の原子力発電所事故に伴う計画停電により、街から光が奪われた経験が制作動機となっている。
 電力が実用化されてから、まだ百数十年あまり。発電の技術が問い直されようとしている今への問題提起となるかどうか。

What would happen if we were to remove the lights, a proof of civilisation, from the crossing that is symbolic of the city?
The "Crossing Ray" series is an experimental attempt to get close to the essence of the city by taking the light emitted by buildings from intersections to the limit and projecting its shape.
As a method of stealing light, I mainly took the lights from crossings in four directions of Tokyo, compared the four cuts with one another to merge them into a single piece. The motivation of this work comes from the experience of losing light to the city due to a planned power outage associated with the 3.11 nuclear power plant accident.
It has been hundred plus years since electric power has been put to practical use. Is the issue of power generation technology a question that should now be reconsidered?

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[Radiate-scape]&[Crossing Ray]

[Radiate-scape]&[Crossing Ray]
2019/3/12~4/27
IG Photo Gallery
http://www.igpg.jp/exhibition/ishida2019.html


TSUKIJI JONAI 2018

2020/3/24~6/5
IG Photo Gallery
http://www.igpg.jp/exhibition/ishida2020.html
2022/2/2~2/20
PHOTO GALLERY FLOW NAGOYA

 東京中央卸売市場築地市場、いわゆる「築地場内」は、2018年10月6日、83年の幕を閉じた。
 その「築地場内」を移転前約2間、撮影したシリーズである。
 「古くて、狭くて、危険」とされて、豊洲への移転を余儀なくされたが、「築地場内」の様々なものには、永年にわたって培われた、慣習やノウハウなどが凝縮されている。
 市場に携わる人々、扱う魚類や青果物は、豊洲に移っても変わることはないが、建築物、店構え、設備などは、消え去ってしまった。
その消え去ったものに、83年の人々の面影や痕跡を求めて、丹念に記録に留めた。


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